歯周病の治療例

症例1 重症の歯周病でも機能性と美しさを回復できます

歯がぐらぐらして噛めないこと、前歯がなくて話すことも笑うこともできなくて困っているということで来院されました。
上顎は6本の歯がありましたが、どの歯も支える骨がほとんど失われた重症の歯周病で、どのような形でも残すことはできませんでした。
下顎に残っていた5本の歯も重症でしたが、歯周病治療をして3本を残すことができました。
歯のない部分にはインプラントを埋めることで、下顎は、固定式で取り外さないブリッジタイプにすることができました。
下顎がしっかりと固定された形に直すことができたので、上顎が総義歯でも何でも噛むことができます。
見た目の美しさ(審美性)も回復することができ、患者さんもとても喜んでいらっしゃいました。毎日の生活が変わられたことは言うまでもありません。

症例2 歯周病が治ると、口臭もなくなります

歯周病治療前
歯周病治療後
奥歯の詰め物が外れて来院されました。口臭があることにも悩んでいらっしゃいました。 明らかに歯肉が腫れて、中等度の歯周病にかかっています。精密検査をしてから治療に入りました。 右の写真は治療後2ヶ月後です。ぶよぶよしていた歯肉がぐっと引き締まり、歯肉の色も健康的なピンク色に変わってきました。歯周病治療とともに、悩んでいた口臭もすっかりなくなりました。

症例3 美しく治した口元をいつまでも保つには歯周病治療は欠かせません

歯周病治療前
歯周病治療後
43歳の女性
前歯の虫歯治療を希望して来院されました。 歯肉の腫れがひどく、ブラッシング(歯ブラシを使う)時には必ず出血するとのことでした。
精密検査をして治療計画を立てた上で、患者さんの希望を伺いオールセラミックの美しい白い歯を作るとともに、いつまでもその歯を保つために歯肉を美しく保つ審美的歯周病治療も並行して行うという、最終的な方針を決定しました。 歯周病治療と審美的歯周病治療をせずに、セラミック冠をかぶせるだけの治療を行うと、近い将来、治したはずの歯がぐらぐらになったり、歯ぐきが下がって、美しくかぶせたはずのセラミック冠の根元が見えてくるなどの不都合が生じてきます。 この患者さんは審美的治療とともに、歯周病の治療も行い、治療後も美しい口元を保っていらっしゃいます。

症例4 口元の美しさは、歯だけでなく歯肉も重要です

歯周病治療前
歯周病治療後
45歳の女性
奥歯のかぶせ物がはずれたため来院されました。 歯肉の腫れがとてもひどい状態であるとともに、前歯の見栄えもあまりよくありません。 お口の中全体を精密に検査し、綿密に計画を立てて、歯周病治療を行いながら、前歯、奥歯ともに見た目にも美しい(審美的な)修復治療をしました。 患者さんも治した歯の形の美しさはもとより、健康的で美しい口元を取り戻したことも大変喜ばれていらっしゃいます。

症例5 口臭もなくなる、歯周病治療

歯周病治療前
歯周病治療後
38歳の男性
ひどい口臭をご家族の方に指摘されて来院されました。 歯肉の腫れがとてもひどい状態です。特に下前歯の歯肉は真っ赤に腫れて歯磨きの時にはいつも出血していました。 お口の中全体がいつも粘ついてなんとなく気持ちが悪いという自覚もありました。 まず、お口全体を精密に検査し、必要な歯周病治療を行いながら、日常の歯磨きの指導をしたところ、約3ヶ月で健康的で美しい歯肉を取り戻すことができました。口臭もすっかりなくなり、お口の中がいつも気持ちよくなったと、大変喜ばれていらっしゃいます。

症例6 歯周病のままで矯正をすると、歯はグラグラになってしまいます

歯周病治療前
歯周病治療後
40歳男性
「歯並びを治したい」というご希望で来院されましたが、写真のように歯肉がひどく腫れています。検査の結果、初期の歯周病でした。 このような場合、矯正治療に取り掛かる前に歯周病をきちんと治さないと、歯を支える骨が治療中に失われてしまいます。「きれいに並んだけれど、歯はグラグラ」という取り返しのつかない状態になってしまいます。 しかし、歯周病をきちんと治した後に矯正治療をすれば、何の問題も起こりません。 歯並びをきれいにすることだけに目を向けるのではなく、お口全体を一つのものととらえ、将来にわたって健康な状態を保つために必要な治療から進めていく事は何より大切です。

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